何が正解か、わからなくなっています。野蛮にも悩みはあるのだよ。
- Gaku Sakura
- 2018年4月4日
- 読了時間: 4分
今日はずっと悩んでいます。
次の自分の活動に必要なモノを選択し、制作し……
その繰り返しです。
私のスタンスは美術館に進出することも望まず、また自分の作品が膨大な金額で取引されることも望んでいません。
多くの人に求められるような作品を作りたいわけでもなく、既存の建築家とは一線を画する活動です。
では自分の活動はなんのための誰の為の活動なのか。
建築家のため?人々のための?熊本のため?お金のため?
いや、自分のためです。自分の信じる建築のため。建築のボキャブラリーを増やすためです。今のままでは建築は全ての背景です。そして都合の良いように借景として捉えられます。そんな建築を見るのは耐えられません。面白くもありません。
オリンピックにいいように扱われ、漫画にいいように扱われ、自然に脆い。建築の物語は建築家に委ねられます。では建築家としての物語を考えなくてはいい建築は生まれません。
きっとこの辺りから自分の建築は歪み始めるのだと思います。
インスタレーションがあって、パフォーマンスがあって、絵画、彫刻がある芸術に対し、なぜ建築は建物しか行なわないのか。壁画、アトラス、カリアティードはどこに。
なぜ建築の学生はどれも似たカタチ、モノ、コトを語る。
MVやインスタグラムの事は建築では語らない。仮想通貨のことなんてもってのほか、そんなスタンス。
建築家の卵の音楽は何処にありますか。
建築家の卵の映像は何処にありますか。
建築家の卵の価値は何処にありますか。
スマホも漫画村もビットコインもル・コルビュジエは知りません。
安藤忠雄も伊東豊雄ですら知らないかもしれません。
今の時代、漫画村くらい知っておかないと建築家として……そんなスタンスでいいのでは?
私が以前持っていた建築の哲学は震災と度重なる移動で何処かに置いてきてしまったようです。
お金の価値は絵画との関係であり、ミニマムな四角というカタチ、丸というカタチに納まります。ミニマリズムという関係性から信用や機能や効率を紐解きます。
それは誰かが作り出した価値です。日本という国の信用。アメリカという国の信用。EUから離脱するイギリス?巨大な中国パワー。信用をパワーで勝ち取る?量産型の信用は実は脆い。故に個人製造は違法。千円札裁判の赤瀬川原平。
安定しているように見えますか?
私には揺らいでいるように見える。
信用は揺らぎ、記録は改ざんされる。未だ中央集権的な現代。
そこに現代建築も現代アートも属する。
非中央集権的暗号通貨は建築には無関係。そんなことはない。暗号通貨も信用という価値に置き換えられる。スマートコントラクト。改ざんすることのできない契約。皆で共有するという信用。皆で評価する?完璧ではないけれど。
あなたの所有する建築に信用はありますか。有名建築家が建てた。それは中央集権的に決定された改ざん可能な建築ではないですか。円やドルをなんの不安もなく持つ、他人の評価を鵜呑みにするクライアント。故に建築家は中央集権的な建築政治を目論む。そこに縋る。
ザハの新国立競技場は何処へ。
日本でマリファナは駄目です。それは駄目なことですか。誰が決めましたか。ワシントン州では合法です。コロラド州でも合法です。スペインでも合法です。ウルグアイでも合法です。しかし日本では違法です。マリファナ推進運動ではありません。
ルールや信用がどう揺れ動いているか、です。
歴史は面白いです。物語があります。それは改ざんの歴史かもしれません。コインチェック事件。
そこに私の建築があるか?あるかもしれない。だが改ざんは絶対しない。失敗も成功も受け入れる。だから野蛮人と言われても構わない。
インストールすることは大事です。しかし、インストールに時間を費やし過ぎるのはよくありません。それは洗脳みたいなものです。
そこからはスタイルを見つけなくてはいけません。そのままでは絶対だめです。
二刀流。100年近く続いたルールを壊してしまいました。
先生からしてみれば優秀な生徒です。しかし本物になるのはこれからです。基礎が大事だということは間違いありません。が、このままでは子供らしくもなく、面白くもなく、発展性にかけます。
ここから要チェックです。
コインチェック、マネックスでは弱いです。あんまり信用がありません。つまり価値がありません。もっと別の可能性を探るべきです。マネックスなら資産移動します。
自分の信用はどこか?まだまだだ……でも自分の考えははっきり述べます。改ざんはしません。
こんなことをダラダラと考えながらスケッチをしてみてはあーでもない、こーでもないと。
4月14日まで後少しです。あっという間に時は流れます。信用を取り戻すのには時間がかかります。適当なことはできません。
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