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Writing Architecture 08


建築視

ー建築平面図ー

パフォーマンスの美学

~曖昧な部屋~

そこはいつも曖昧な終わりと始まりの場。

舞台上は客席との間に境界線を保持しているように見える。

しかし、その場の音や匂いもしくは視線に境界線がない事と同じようにこの場のどこにも境界線など存在していないことに気づかされる。

また事前にパフォーマンスから発せられた”小道具”たちが日常に忍び込む。

ポスター、チケット、インターネット、メール

日常とパフォーマンスの境界線もこのような小道具たちによっていつの間にか消失させられてしまう。

パフォーマンスという場はいつも曖昧なまま。

そんなつかみ所のないパフォーマンスに支配され、拘束される日常への歓びを我々は日々建築という場に求めている。


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